東京は真夏日

職場の女性が、職場会議の後に倒れて、救急車で病院に運ばれた。
診断はクモ膜下出血で意識が戻らず、集中治療室に入ったままだ。

5月には、同期入社だった友達が、闘病の末に亡くなったと訃報が入った。
去年の今頃は同い年の友達がやはり闘病の末に逝った。

そんなことが続いて、人の命のことをあれこれ考えていた折、瀬戸内寂聴さんの講演を聴きに行くチャンスがあった。
当日は蒸し暑い真夏日。場所は東京国際フォーラム。
内容は「源氏物語の男君達」という題目だった。
寂聴さんの86歳とは思えないメリハリの利いたお話はもちろんの事、源氏物語を読んでいるときでもあるので興味深く聴いた。

講演後の質疑応答
「数年間の介護の末に父親を看取りました。でも、いなくなってしまったという現実に心寂しくなります。そしてこの年代にさしかかって、身近な人や愛する人との別れなど悲しいことが数多く待っていると思います。そういうことに遭遇した時の心のあり方、またどうやって乗り越えて行けばいいのでしょう」というような質問だったが。
質問をした方は同年代。「光源氏」には関係なかったが、私も答えが欲しい一人だった。

「人は死ぬために生まれて来て、生きるのは大切な(愛する)人やモノと出会ってそして別れるため」と寂聴さん。
安易な答えってないのね。
割り切れなくて悩んだり悲しんだり、泣いたりするのがフツーの人だから。

講演が終わってから、久しぶりに娘と会った。
笑顔にホッ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

お芝居見物

「きよし」かと思えば「ひろし」。かと思えば、「太一ちゃん」
さて今度は誰かと思えば「誠治君」

福士誠治という俳優さんをご存知だろうか。
数年前の朝ドラの「純情きらリ」の相手役、味噌屋の若主人松井達彦役。と言えばおわかりでしょうが。
「のだめカンタービレ」では主人公に恋するオーボエ奏者の黒木役。
映画「続3丁目の夕日」の中に出てくる自動車修理工場の主人(堤真一)の幻の戦友牛島役。
NHK「オトコマエ」土曜夜出演中。

その彼が、明治座五月公演、藤沢周平原作「蝉しぐれ」の座長公演となった。
3月の「ひろし」のコンサートも終わらぬうちに「今度は一度、福士誠治の舞台がみたいのよ」と言っていた母。その矢先に公演の案内はがきが明治座から届いた。
なんとタイミングがいい。
と言うわけで、昨日はお芝居見物。

福士誠治(http://www.imaioffice.com/fukushi/
切れ長の目。優しげな気品のある顔立ち。まさに日本男児オトコマエ
お家騒動を軸にして、親子の情愛や友情、幼馴染との恋なども交えて、藤沢周平の時代劇の世界を演じていた。
彼が熱演の中で、思わず流した涙がぽろっと床に落ちた時、思わず客席もぽろり。舞台の盛り上がりの場に来ると、降るような「蝉しぐれ」の効果音にも情緒があった。
いい脇役に支えられて素敵な舞台でした。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

赤城村上三原田の地芝居

夕方のニュースで京都南座の「まねきあげ」の様子を中継していましたが、ここは群馬県赤城村(現渋川市)の上三原田の歌舞伎舞台
ここで、この24、25日に「全国地芝居サミットinぐんま・渋川」というのが開かれていました。

A4 ここは渋川市赤城町上三原田にある歌舞伎舞台。普段は藁屋根の素朴な農家風の造りです。(遠くに見えるのは赤城山)
江戸時代からある農村歌舞伎の演舞場となるこの舞台は世界にも類を見ない、特殊な作りとなっているそうです。
この日、日本中から集まったファンやボランティア、地元の方々で小さな村は大賑わい。

A2 当日は寒い朝。実家が近くにあるおかげで、毛布や座布団を抱えて早めに到着。小屋の周りは早、テレビの方や、もてなしの人、その他関係者で賑やか。
小屋は4月から入念な準備を重ねて素晴しい出来栄え。杉と太い竹を軸に荒縄できっちりと結ばれ、屋根には雨よけの藁で編んだむしろ。総勢1000人を超えるボランティアの方々の力の賜物だそうでまさに芸術でした。

A3 舞台ではこんな歌舞伎も。地元の赤城南中学校の歌舞伎愛好会の生徒による、通称「弁天小僧」
普段は部活で忙しい生徒達、夏休み明けから練習を重ねて今日の日を迎えました。五人男の大見得切、初々しくてうっとり。ほれぼれ。
おひねりもたくさん飛んでいました。

旧赤城村は夫の故郷。久々の帰郷を迎えてくれた義兄夫婦。「かかあ天下と空っ風」の寒いところでしたが、あたたかいものをたくさん貰って帰ってきたのでした。

感謝。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

インカ帝国in上野

暑い毎日が続いています。

Inka1 この暑さの中、昨日は上野の国立科学博物館で開かれている「インカ マヤ アステカ展」を見に行ってきました。
NHK協賛のこの展示はテレビの放送と同時に始まっています。
来場者は10万人を超えたといいますからかなりの盛況です。暑かったせいか当日は待ち時間がなく入れました。

小学生の親子連れや祖父母と孫など夏休みの自由研究らしき家族がたくさんいました。
熱心な人はメモをとりながらなかなか動かないのね。(難しいところは素通りの私達)

民族の歴史や成り立ちなどは難しいけれど、新大陸の歴史を少し聞きかじってきました。
特に印象的だったのはインカ帝国最後の都マチュピチュで見つかった親子と思われるミイラ。同じ形の羽のついた帽子を被り、永遠の眠りについていました。

見終わって駅までの道、暑くてとろけそう。後で聞けば東京は36度だったそうです。
そのあとで飲んだ生ビールの美味かったこと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)