東京は真夏日
職場の女性が、職場会議の後に倒れて、救急車で病院に運ばれた。
診断はクモ膜下出血で意識が戻らず、集中治療室に入ったままだ。
5月には、同期入社だった友達が、闘病の末に亡くなったと訃報が入った。
去年の今頃は同い年の友達がやはり闘病の末に逝った。
そんなことが続いて、人の命のことをあれこれ考えていた折、瀬戸内寂聴さんの講演を聴きに行くチャンスがあった。
当日は蒸し暑い真夏日。場所は東京国際フォーラム。
内容は「源氏物語の男君達」という題目だった。
寂聴さんの86歳とは思えないメリハリの利いたお話はもちろんの事、源氏物語を読んでいるときでもあるので興味深く聴いた。
講演後の質疑応答
「数年間の介護の末に父親を看取りました。でも、いなくなってしまったという現実に心寂しくなります。そしてこの年代にさしかかって、身近な人や愛する人との別れなど悲しいことが数多く待っていると思います。そういうことに遭遇した時の心のあり方、またどうやって乗り越えて行けばいいのでしょう」というような質問だったが。
質問をした方は同年代。「光源氏」には関係なかったが、私も答えが欲しい一人だった。
「人は死ぬために生まれて来て、生きるのは大切な(愛する)人やモノと出会ってそして別れるため」と寂聴さん。
安易な答えってないのね。
割り切れなくて悩んだり悲しんだり、泣いたりするのがフツーの人だから。
講演が終わってから、久しぶりに娘と会った。
笑顔にホッ。
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